■切削加工製品の一部事例のご紹介

小林精機はステンレス、アルミ合金、真鍮等さまざまな市販素材から、ダイカストや鋳物の異形素材の2次加工まで、高度な生産技術力(技術力、業務遂行力、人間力)をもって対応いたします。切削加工のご相談・お問合せは営業技術部にご連絡ください。新規開発機械の部品等の試作品についてのご相談も承ります。なお、小林精機は新規開発機械の部品製作等のご相談も多く、情報の保護も大切にしております。そのためここでご紹介できる事例は、限られたものになります。

加工事例

旋盤加工サンプル

■旋盤加工、自動盤加工(シャフト類) 外径:φ2~φ200  長さ:1500以下 ※外径により加工可能長さが異なります。

フライス加工サンプル

■マシニングセンタ、フライス加工(板・ブロック類) X500、Y500、H400程度まで (最大でX500、Y1000まで対応可)

■省力化機器の設計、製造

設計、開発、組立、設置などお客様のニーズに合わせ、機器の開発から設置までを、ご提案いたします。他社で設計開発した機器の修繕、改造などもご相談ください。

製品事例

携帯電話やビデオカメラなど筐体の2次加工用押さえ治具

自動車ミッション部品加工機

電気検定装置結線機

手づくり風食品自動加工機

ビデオゲーム機用シャフト研磨装置

同時多軸タップ加工装置

ガラス基板洗浄カセット

   

■半導体製造装置キャップ締め付け治具    

キズレス自動整列機

   

   

■研究開発

当社では、岩手工業技術センターや岩手大学など各研究機関と連携した共同研究や、テクニア岩手協同組合に参画し、省力化機器などの共同開発を行っております。

当社で得意とする内容(メインテーマ)は、切削加工技術。関連技術としてメカトロ関連、ネットワーク、情報システムの開発も行っております。

研究開発プロジェクトが発足してから30年以上が経過。「Z Project」と「COBARION Xプロジェクト」の技術者達は、次世代技術を日々追求しています。

研究開発例

平成4,5年度 岩手県地域人材不足対策技術開発事業

県内中小企業5社で協同組合テクノコミニティを結成し、無人生産システムの開発を行いました。
当社は無人加工セルの試作開発を担当し、小型汎用旋盤のNC化、汎用ロボットによる加工部品の供給装置、各装置の稼働状況のモニタリングソフトウェアを開発しました。

平成8,9年度 岩手県中小企業創造活動促進事業

無人加工を行う場合、工具摩耗による製品寸法の狂いによって、大量の不良が発生してしまい、大きな問題となります。加工不良のほとんどは工具の摩耗が原因であることから、レーザー変位計を使った工具摩耗計測装置を開発し、非接触による工具刃先のインプロセスモニタリングを数十ミクロンオーダーで可能にしました。

 平成10,11年度 岩手大学共同研究

中小企業創造法促進事業の成果に基づき、工具摩耗計測について岩手大学工学部機械工学科と共同研究を行い、工具摩耗量と製品寸法誤差との相関関係を明らかにしました。

平成12,13年度 岩手県公設試共同研究推進事業

レーザーを使った工具摩耗計測装置の実用化に向けて、レーザー変位計の内製化などの検討を行い、ミクロンオーダーでの計測、自動オフセット、大幅なコストダウンを実現しました。
また、汎用ロボットと工具摩耗計測装置を連動させ、工具自動交換装置を開発しました。

平成24年、25年度 東北大学、及びいわて産業振興センターとの共同研究

岩手県と釜石市が開発した高強度・高耐摩耗性・耐食性の高付加価値コバルト合金「COBARION®」は、当初医療分野(整形外科の人工関節、歯科インプラントなど)向けに開発された合金でした。医療用に留まらず、新合金の有用性をさらに推進するための応用技術開発として一般産業向けの実用化も一部で実現しました。

平成29年度~令和3年度 岩手県工業技術センターとの共同研究

農業分野においてもロボット技術やICTを活用した省力化システムの開発が進んでいます。しかし、多くが大規模農家向け設計されているため、中小規模農家にとっては、機能が過剰で実用性に欠ける場合があります。そこで、工業技術センターと共同で、中小規模農家向け玉ねぎの裸種子対応播種機の研究開発を行いました。工業技術センターとの共同研究終了後も改良を続け、まもなく実用化される予定です。