
難削材・複雑形状切削加工技術
金属加工の分野でも切削加工に特化し精度にこだわったものづくりをおこなっています。鉄・アルミ・銅・真鍮といった素材はもちろん、鋳物・ダイカスト・プレス部品の二次加工、ステンレス・チタン・インコネルなどの難削材の切削加工にも力を入れています。複雑な形状の切削加工も得意としており、お客様のご要望に柔軟に対応できる技術力があります。削りだした精密な部品は医療関係や自動車関係など様々な業界のあらゆる機器の部品として使われており、試作品一個から数万個の受注まで月6,000件以上の受注に対応しております。

ミクロン単位の精度
医療機器や自動車部品、半導体製造装置の部品などの精密機械の部品では、ミクロン単位での精度が必要とされます。その精度を実現するために、加工者自身が責任をもって加工工程で品質管理をおこなう「工程内検査」を実施するとともに、「トラベルシート」を使って材料受け入れから出荷までの全工程のトレーサビリティを明確にすることにより、もし、不具合があった場合に、素早い対処をすることが可能となっています。また、最終的に専門の検査部署によるダブルチェックを実施することにより、徹底した品質・精度管理をおこなっています。

技術+技能者の感覚
現在の工作機械はコンピューターが内蔵されボタン一つで切削できるものが主流になってきています。しかし、よりレベルの高い加工、高精度、高品質の切削加工を求めると、その本質の理解が不可欠になります。それは、目で見て、加工の音を聞いて、油の焼けた匂いを嗅ぎ、手で機械の振動や温度感じるなど五感で切削加工の微妙な変化を知ることです。優れた技能者が持つこの感覚が切削加工技術に生かされて、より高い品質・精度が生まれます。