研究開発


自社開発、各研究機関との連携で
独創技術を追求

 当社では、岩手県工業技術センターや岩手大学など各研究機関と連携した共同研究や、テクニア岩手協同組合に参画し省力化機器などの共同開発を行っております。

当社で得意とする内容(メインテーマ)は、切削加工技術。
関連技術としてメカトロ関連、ネットワーク、情報システムの開発も行っております。

 研究開発プロジェクトが発足してからもうすぐ20年。
「Z Project」と「COABRION X プロジェクト」の技術者達は、次世代技術を日々追求しています。


これまでの主な研究開発事業

「精密部品製作のための無人化システムの試作開発~無人加工セルの試作開発~」

平成4,5年度 岩手県地域人材不足対策技術開発事業

 県内中小企業5社で協同組合テクノコミニティを結成し、無人生産システムの開発を行いました。
当社は無人加工セルの試作開発を担当し、小型汎用旋盤のNC化、汎用ロボットによる加工部品の供給装置、各装置の稼働状況のモニタリングソフトウェアを開発しました。


「無人加工セルのインテリジェント化に関する研究開発」

平成8,9年度 岩手県中小企業創造活動促進事業

 無人加工を行う場合、工具摩耗による製品寸法の狂いによって、大量の不良が発生してしまい、大きな問題となります。加工不良のほとんどは工具の摩耗が原因であることから、レーザー変位計を使った工具摩耗計測装置を開発し、非接触による工具刃先のインプロセスモニタリングを数十ミクロンオーダーで可能にしました。


「レーザー変位計によるバイト損耗計測システムの研究開発」

 平成10,11年度 岩手大学共同研究

 中小企業創造法促進事業の成果に基づき、工具摩耗計測について岩手大学工学部機械工学科と共同研究を行い、工具摩耗量と製品寸法誤差との相関関係を明らかにしました。


「工具摩耗計測装置の開発」

平成12,13年度 岩手県公設試共同研究推進事業

 レーザーを使った工具摩耗計測装置の実用化に向けて、レーザー変位計の内製化などの検討を行い、ミクロンオーダーでの計測、自動オフセット、大幅なコストダウンを実現しました。
また、汎用ロボットと工具摩耗計測装置を連動させ、工具自動交換装置を開発しました。


岩手発新素材「COBARION®」の産業分野応用技術開発

 平成24,25年度 東北大学、及びいわて産業振興センターとの共同研究

 岩手県と釜石市が開発した高強度・高耐摩耗性・耐食性の高付加価値コバルト合金「COBARION®」は、当初医療分野(整形外科の人工関節、歯科インプラントなど)向けに開発された合金でした。
医療用に留まらず、新合金の有用性を更に推進するための応用技術開発として一般産業向けの実用化も一部で実現しました。